自分の側にある小さな幸せ

長引くコロナの影響で、リモートワークや夜間の会食の自粛など・・ライフスタイルも随分、変わってきました。
家で過ごす時間が増えたおかげで、仕事用の椅子を買い換える人が増えているとか、パン焼き機が売れているとか、そんな話も聞くようになりました。先の見えない不安をいつまでも抱いて過ごすのではなく、現状を受け入れ、楽しむ余裕が出てきたということでしょうか?
私自身はフリーランスの仕事をしているので、もともと家で仕事をすることも多く、働き方自体に大した変化はないのですが、夜の会食は全くなくなりましたし、その分、家での時間が増えています。昨年は資格試験に挑戦したり、断捨離に励んでいたのですが、家の中が綺麗になると今度は庭が気になり始め、今まで興味もなかったガーデニングにすっかりハマってしまいました。
ガーデニングと言っても、まずは雑草だらけの庭の手入れから。そこら中に地下茎を張り巡らした、手強いドクダミとの戦いです。ドクダミは根っ子をすっかり除去するのが難しく、少しでも地下に根が残っていると、そこから次々と繁殖していきます。我が家には犬がいますので、除草剤を使うこともできず、ひたすら手作業です。農作業用のフード付きつば広帽子をかぶり、草抜きニッパーと熊手を駆使しての作業は大変ではありますが、ドクダミの白く長い根っ子がスッと抜けた時の喜びといったら(笑)
雑草の処理がようやく終わり、今度はガランと殺風景になった庭を見つめながら、全体のレイアウトをどうしよう、どこに花壇を作ろう、犬が遊べるように芝生を貼ろう・・などと考えるのが楽しくて楽しくて仕方ないのです。ガーデニングを趣味にされてる方は多いと思いますが、こうしてハマっていくのでしょうね。
結局、自己流ですが芝生を貼りました。ネットやYouTubeでやり方を調べ、必要なものを買い揃え、芝生を取り寄せ、家族に「親方!」と揶揄されながら庭全体を耕して・・やればできるものです。そして小さい歌壇を3つ作りました。そもそも花や植物の知識がなかったので、何をどこに植えたらいいのかわかりません。今度は関連本を数冊買いこんで勉強です。丁度、秋植えの時期に花壇が出来上がっていたので、春になり、花が満開になった庭を思い浮かべながら、小さな苗を植え、種を撒きました。
こうして我が家の小さい庭も生まれ変わりました。昨年秋に種を撒いたネモフィラとデルフィニュームの可愛い双葉も顔を出しています。ジギタリスやクラスペディアの苗もスクスク育っています。たまにブログでもご紹介できればと思っています。
世の中には暗いニュースも多いですが、こんな時代だからこそ、自分のすぐ側にある小さな幸せに気づくことができたのでしょう。