上司、先輩に限らず、自分を取り巻く人の意見やアドバイスに、素直に耳を傾けることができない。そんな人が、私の周りにも結構、見受けられます。
このタイプの人は、人生において、そしてキャリアにおいて、随分と損をしているように思います。
何が損かと言うと…。
✔ 知らなかったことや自分では気づけないことなど、様々な情報をスムーズに吸収できない。結果、視野が狭くなるだけでなく、間違いなく、成長のスピードが落ちます。
✔ 上司・同僚と良好な人間関係が築けません。結果、職場が嫌いになります。
✔ 素直になれない自分に劣等感を感じ、自分に自身が持てなくなります。
✔ 「でも…。だって…。」と時間を無駄遣いしているので、仕事の作業効率が下がります。
ここで言う『素直さ』は、個人的な感情にとらわれることなく、公平無私な態度で、物事の本質を見ようとする心のこと。
誤解しないでいただきたいのですが、会社や上司の理不尽に目をつぶれ、イエスマンになれ…と言ってるわけではありませんよ。
アインシュタインは「素直さは最大の知性」と言い、経営の神様と呼ばれる松下幸之助も「素直さが成功の要」であると語っているではないですか。
大袈裟でも何でもなく、これからキャリアを伸ばしていきたいなら、何か特別なスキルを身につける以上に、大切なのが“素直”さなのだと思います。
では、どうしたら自分を変えられるのか?その答えはシンプルです。ひとまず、やってみるという行動パターンを身につけること。何事も、論より動けの精神です。
自分の行動が変われば、発する言葉が変わり、やがて、性格そのものが変わっていることに気づくでしょう。
何より、先に挙げたマイナスの要素が、全てプラスに転じてくるのですから、仕事が楽しくないはずはありませんね。